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マサイ族が身にまとうマサイシュカの魅力
マサイ族はケニア南部からタンザニア北部のサバンナ地帯に暮らす先住民族。
誇り高い民族として知られ、今なおシンプルなライフスタイルをおくっています。
マサイ族の男達はマサイの戦士と呼ばれ、財産である牛を大切に放牧しつつ、大人になる儀式として獰猛な獣と戦ったりしています。
そんなマサイの戦士が身にまとっているのが、マサイシュカです。
鮮やかな赤色を基調とした、チェック柄が定番デザインになっています。
シュカはスワヒリ語で「布」という意味。つまりマサイ布ということですね。他にも、マサイブランケットやマサイクロスと呼ばれたりもしています。
赤色はマサイ族にとって「血」を意味する神聖な色で、
このマサイシュカも基本的にはビビッドな赤色をしています。
この「血」の赤をまとい、猛獣と戦うことがマサイ戦士の証とされているのです。
また、集団でこの鮮やかなマサイシュカを身にまとっていると、大切な牛を襲う獰猛な獣も恐れをなして逃げていくそうです。
ファッション性と実用性を兼ねそなえたマサイシュカ
マサイ族が暮らすサバンナは朝晩の気温変化が激しい地域です。
そんな過酷な環境でも対応できるように、
マサイシュカは、丈夫なのに軽く、とても温かい優秀な布になっています。
素材はアクリル100%で、大きさは長さ200cm×幅150cmという特大サイズ。
長身のマサイ男性でも、その身をすっぽり包むことができる大きさです。
ちなみに、このビビッドな赤色は、広大なサバンナでもよく目立つようにもなっています。
肌寒い日には、マサイシュカが大活躍
(出典Tribe53)
マサイシュカは薄く丈夫に織り上げられているので、折りたたんでもかさばりません。
肌寒いときにはショールのように肩から羽織るだけでもずいぶん温かくかんじます。オフィスなどのデスクワークでも膝掛けとして温かく包み込んでくれます。
(出典APIF)
キャンプやスポーツ観戦にもピッタリですよ。
とにかく寒い時期のお出かけに大活躍してくれます。
大きなサイズですので、普通にブランケットとしても使っていただけますし、
テーブルクロスやベッドカバーとして使っても、お部屋のおしゃれなアクセントになってくれます。
ヨーロッパのファッション界にも影響を与えたマサイシュカのデザイン
(ルイ・ヴィトンのマサイ・コレクション)
ファッション界でマサイシュカが一躍脚光を浴びる出来事がありました。
ルイ・ヴィトンが2012年のメンズ・春夏コレクションで、「マサイ・ライン」というマサイシュカを取り入れたデザインを発表したのです。デザイナーはキム・ジョーンズでした。彼はこのコレクションで鮮烈なデビューを飾りましたが、その裏にはマサイ族の影響があったのです。
マサイシュカをモチーフとしたデザインは、2017年にも「DOVER STREET MARKET GINZA」限定アイテムとしても発表されました。
(出典JACKIELYNA)
マサイシュカは「いま世界が一番注目するアフリカ布」といわれています。
本当に使い勝手の良い布ですので、ぜひ入手していただければとおもいます。
ムトゥンガでも人気のマサイシュカをたくさん扱っています。
ネットショップにもどうぞアクセスしてください。
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